素人以上玄人未満

ゴキブリ嫌いよ！蚊も嫌い！

喫煙をしていた頃
煙草自体はもちろん吸いたくて吸うのですが
吸った後の口の中や指に残るヤニの匂いが嫌で
喫煙後は必ず手洗いとうがいをしていました

当然実際はそんな対処で
根本的な匂いの問題が解決する訳ではないのですが
やや脅迫概念のようになっていました

何かの都合で
喫煙後に手洗い、うがいが出来ないと
自分が汚物のような気分さえしていました（少し大げさ）



職場に殺虫剤の散布を頻繁にする人がいます
自分の周りはもちろん
他人の領域や会議前の会議室などにも念入りに散布して
近隣の人はやや辟易しています

これなんかも
私の手洗い、うがいと似たような気分なのかも
と思っていましたが
いくらなんでも
何度も散布するのはおかしいと思い
ある妄想を描いてみました

この散布者ですが



実は頭頂部が偽者です（以下ＨＧと記します）



幸い私はそうではありませんが
ＨＧな方はやはり
藁にもすがりたい気分で一杯だと思います

その気持ちにあてつけて
昨今のＣＭで毛根等を刺激する商品は
「薬用」とかなんとか銘打って
説得力を持って販売されているように見受けられます

そういう商品の説明書に
例えば「一日３回」
と書かれていたとしても
精神的に追い込まれた方は
それ以上の回数を使用したくなるのが必定ですよネ？

で
その職場の
殺虫剤を散布しているＨＧさんの



手にしている缶の中身が実は育毛剤だったりして



と思ったのです

殺虫剤だと散布しても違和感が無い
と考えたと思いますが
その回数が多いとなると
しかもＨＧとなると
これはもう中身を疑わざるをえません

やはり少しでも多く育毛剤を浴びていたい
心理の表れだと思うのです

近隣の人が毛深くなった時
私の妄想は真実だったと証明出来るでしょう
（そんな理由で毛深くなったら嫌だネ）



話変わって私の母の事です

幼少の頃私がテレビを観ていた折
視界の端にゆっくりと動く何かが目に入り
その方向を見ると
母が殺虫剤を手に忍び足で歩いていました

彼女の視線の先にはゴキブリ
確実に殺虫剤を浴びせて仕留めるため
至近距離に寄るべくの忍び足でした

可能な限りの接近をすると
狙いを定めて発射！

しかし何とマイマザー
噴射口を逆に構えていて
手はしっかりとゴキブリに向けたまま



自分の顔に殺虫剤を浴びせたのです




しかも指を離せば散布は止まるのに
状況判断が出来ないのか
苦しみながら一生懸命に煙をよけているのです



そんな母ももうすぐ７０歳
今年の夏もゴキブリ退治には気をつけて欲しいものです