無垢な罪人
『おひさまあはは』が好き
息子4歳と7ヶ月
いっちょまえな発言もしますが
当然人間としてまだまだ未熟モノ
先日一緒に往来を歩いていると
前からやってくる人がいまして
その方とすれ違う直前
急に息子が左手で自分の口を押さえて
びっくりした顔を作り、右手でその方を指差しながら
「あっ、ヒゲもじゃもじゃおじさんダ!」
とやたらの大声
(パシッ)
瞬間頭をはたき、立つ瀬なく謝罪する私
息子にも謝罪を促すと
「何で?ホントにもじゃもじゃだヨ!」
幸い良い方だったので笑って済ませて頂きましたが
こういったヒヤヒヤは
この年頃の子の特徴ですよね、きっと?
でも私、この時
自分が幼少時代にやらかした
無節操な発言の究極を想い出してしまいました
前に書きましたが私の父は
見事に地肌をさらした頭頂部を有しております
(面倒臭いんで以下「ハ○」と記します)
また父の兄、つまり私の伯父もまた同様に「つるっパ○」です
まだ私が小学校に上がる直前の頃だったと記憶してます
その「○ゲ」、あっ間違えました「ハ○」の伯父の家で
新年を祝して親戚が集っておりました
私には年の近い従兄弟達が集るので
それはたまに訪れる楽しいイベントでした
しばらく遊んでいて気づかなかったのですが
何気にふと伯父をみると
なんと頭頂部に頭髪があるのです!
しかも不自然なほど「キチっ」とした七・三分けの頭髪
私の知っている伯父は間違いなく「ハ○」
しかも「超」がつくくらいの「どハ○」
しかし周りの大人たちはその変化に気づいてないのか
誰も何も指摘せずに会話を続けています
私はしばらく考えましたが
私なりの結論を声を大にして述べてしまいました
「あれ
カツラだよ!」
大人の皆さん視線が一手に私に浴びせられました
私は続けました
「
カツラだよ!
カツラ!
ぜぇっっったいに
カ・ツ・ラ!」
遠くに座っていた母が走ってきて
私はいきなり口を押さえつけられ拘束されました
(モゴモゴ・・・カツラ・・・)
母は物凄い形相で私に
「そんな事言うんじゃない!」
と言って私がうなずくのを見て拘束を解きました
(だってカツラなのに・・・)
私には意味が解らずシュンとしてしまいました
そんな事を想い出したモノですから
「ヒゲもじゃもじゃ」程度の息子の失言には
いくらでも頭下げてやろうと思いました
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