真っ白な灰
2006年11月28日

憧れのピックギターでしたが・・・
突然ですが
ネットオークションのシステム開発した人を恨みます
私のように夜酒をチビチビやりながら
ネットサーフィン(死語?)をする者には本当に危険です
大体、酔っ払いという抑圧から解放された存在が
金さえ払えば手に入る「好きな品々」を目の前にすると
出てくる発想は
「こうやりくりすれば問題ない」という
ポジティブ・シンキングのみ
ギターを含めた楽器類は
本来試奏をしてから購入すべき性格のモノですが
沖縄という狭い市場では
商品が充実してる訳でも無く(特に中古)
さりとて、購入するために
飛行機に乗って出かける程の甲斐性も理由も無い私などは
画面の向こうに広がる
魅力的なショップ(含む個人売買)に日夜釘付けなのです
で、写真のギター
オークション初値¥50,000 落札価格その3倍ほどでした
あれは3年程前の風薫る5月の夜
手に汗握る攻防だったと記憶しています
日本(多分)のどこかで私と同じ様に
1,000円づつ、時には5,000円とか
変化球を交えての攻防
一人消え、また一人消え
気がつけば敵は最後の一人
私は「勝ちたい、でも負けたい」という
特異な心理状況で端末を叩いてました
ご存知の事と思いますが、あのシステム
残り時間あと5分を切った時点で入札すると
また残り時間が延びるんです
(多分出品者の設定次第だったと思いますが・・・)
つまり「最後の1秒に入札~勝ち逃げ」というのが出来なかったんです・・・
まあ出品者としては高値である程いい訳で、当然そうしますよね
さて、あれ程勢いのあった敵に突如沈黙が・・・
私は敵の私生活を勝手に想像しました
ギター好きのサラリーマン(元ヘビメタかも・・・)
子ども二人に住宅ローンを抱え
月の小遣いは2万5千円
節約してこつこつ貯めた12万程を元手に
あとは女房に拝み倒すつもりだな
でも、私がさっき入札した¥3,000が効いてるぜ!・・といった風に
(まあ私も似たようなモンですが・・・)
しかし実際「勝ち」が見えてくると、払うべき大金にビビリ
私の心境は複雑化してきます
「早く入札して私を越えろ~、でも悔しい~、でもなんか気持ちいい~」
・・・・・・・マゾ?
結局、敵は沈黙のまま最後のカウントダウン~落札!
私の心身疲労は激しく
本当に「真っ白な灰」になった気分でした
お下品な例えで恐縮ですが
必要以上に大量に射精すると
きっと同じような感じでは無いかと思います
(必要以上に大量に射精する方法は知りませんが・・・)
最後にギター好きの方のために
落札は(Anchan)という北海道で個人製作されているギターでした
残念ながら私の手とフィットせず、京都のショップに嫁いで行きました、とさ
Posted by L-00 at 20:49│Comments(0)
│音