素人以上玄人未満

よ！元気かい？










何だか久しぶりなのに
砕けた挨拶をお許し下さい



最近の私は
歩いて歩いて写真ばっかり撮っています

学生の頃は
いわゆる銀塩写真に没頭していたのですが
時代がデジタルへ移行してから
感覚的に嫌悪感がつきまとい

（あーあ･･･私って次の時代には用の無い人間なのネ）

などと
イジケ気分全開ロックンロールで
写真から遠のいていましたが
新たな刺激を与えてくれる方々とココで知りあえて
ハートに火が点き再びパシャパシャと撮り始めたのです
※ドアーズ聴きたくなってきました



写真を撮りながら街や公園なんかを歩いていると
何だか色んな事を想い出します

学生の頃
別の大学の写真部員にENDくん（仮名）と云う方がいました
東京の出身で
つまり･･･何と云うかその･･･平たく言えば
『気取った感』のある方でした

そんな彼の撮る写真は
キャラと同じく気取った感満載で
当時私はそう云う写真が苦手でした

私どもはよく会場を借りて
いくつかの大学で合同写真展を行っていました

或る時の写真展で展示されたENDくんの写真を前に
ENDくん本人の講釈を聞かされました

正直面倒くさかったのですが
気取りオーラを茶化して振り払う術を知らなかったので
聞きたくもない話を聞いていると
最後にENDくんの口から出てきた驚愕の一言





「僕のテーマはシンフォニーですから！」





し･･･




















しんふぉにぃ？　





















　　　　　　　　題　「拷問を悦ぶアイツ」



私は帰りの車で
同行していたおフランスに聞きました



「シンフォニーって何？」



「こ･･･交響曲？」



「じゃあアイツの写真って交響曲がテーマなの？」



「私に聞かれても･･･」



以後私は
ENDくんのこの発言を後輩たちに伝えて
酒の肴として笑っておりました
（無論ENDくんには内緒で）



それからしばらくして或る時
後輩が屋外で写真を撮っていると
後から声をかけて来る垢抜けた青年がいたそうです

後輩が大学の写真部員だと告げると
垢抜けた青年は

『自分も隣の大学の写真部員で
　　そっちのL-00をよく知っている』

と言って来たそうです

次の瞬間後輩の口をついて出たのは
言ってはいけない一言




















「あ！もしかして
　しんふぉにぃの
　ENDさん?」




















･･･････



ENDくんは
しばらく私に対して怒っていたそうですが（犯人決めつけ）
沖縄の風に吹かれすぎたのか
今では気さくなメタボおっさんになっていて
当時のシンフォニーの話で茶化すと

「もうやめてくれよ～」

とモジモジして楽しいです

奥さん妊娠してるの見かけたけど
生まれたかな？