素人以上玄人未満

現在の愛器、と言う程使ってませんが・・・

もう２０年ほど前の高校の頃
私は沖縄に居る事が退屈だと感じてました

雑誌や映画そして私が好きな音楽などは
ほとんど情報遅れか、悪ければ入手出来ない

だから私は意を決して卒業と同時に東京に出ました
当時はそんな言葉はありませんでしたが
フリーターとして生活してたのです

９時～５時のバイトを毎日すると
１９歳の小僧にはモノ凄い収入となり
その金で遊びまくっていました

諸事情で帰沖する事になり
舞い戻ったこの地では
また何か退屈な生活が始まったと感じました

ある夜友達に誘われて
国道で暴走する車やバイクを見物に行きました

そういうコトにあまり興味の無い私はそこで驚きました
道路は見物の若者達で埋め尽くされていたのです

「ココは選択肢が少ない・・・」
私は漠然とそう感じました

その後テレビ番組を制作する職に就いたのですが
そこで私は若者に
何か影響を与える情報を提供できる番組
（起業でも、芸術でも、遊びでも、食でも、文化でも・・・）
をたくさん作りたいと思って常々頑張ってました

沖縄に居ても豊かな情報を享受でき
豊富な選択肢のある社会にしたかったのです
そしてその結果
「国道に暴走を見に行く」を選択するのなら
それはそれで結構だと思ったのです

また二転三転して結局その職も辞めるのですが
あの頃私が憂いていた事はなんだったんだろう？と思うくらい
今の沖縄は変わったと思います

結局私がどうあがこうと
なるようになった、と言えばそれまでですが
それはそれで得がたい体験をたくさんしてきたとも思いますし
糧になった事は間違いありません

今、世の中がヘンな風になってると感じます
よく言われるように情報化の波は人々の心を、とりわけ若者の心を
少しづつ昔と違う方向に流しつつあるのでしょうか？

そんな事を考える程
私はおじさんになってしまったんだなって思う今日この頃なのです