うまく説明出来ない気持ち

電車に乗ると何故か「人生とは何だ？」と考えてしまう

新しい総理大臣が決まりましたネ
政治権力の頂点に上りつめた７１歳の彼は
今後私共をどう云う方向に導いて行くのでしょうネ？
ちょびっとだけ興味があります

この場合のちょびっととは
実家の母親が話す近所の噂話よりは重要だが
美味しい沖縄そばのお店の情報には勝てない
と云う程度でご理解下さい

さて
例によって夜空を見上げると
少しだけ小太りなお月様

３日後あたりの
鑑賞に適した月齢を彷彿とはさせますが
今夜のこの月は
いかにも中途半端で役不足
なんて
お月様に対して
偉そうな意見ですが
それはさておき
先日ちくっと県外に行く機会がございました

昔は本土に行くとまず
電車に揺られた時に

（あっ本土に来たな～）

なんてぇ感想を持ったりしたのですが
最近では我が沖縄にもモノレールが走り
そう云う情緒まで生活レベルに少しだけ（一部の人にだけネ）
浸透している所為もあり
電車自体は特段な感想も持ち得ませんでしたが
よく見てみると乗客の中に
この・・・
何て云うんでしょう？
ありえない程いちゃいちゃしている
アベックがいらっしゃったのです

それを見た時は私

（あっ本土に来たな～）

と思ってしまいましたん

その他に
昼の盛りに
サラリーマン姿の３０～４０台位の男性２名が
政治の話をしていました
この時もまた

（あっ本土に来たな～）

と何故か思ってしまいました

さて
当然行く場所にもよりますが
少し沖縄を離れて
特に人口の多い都市なんかに行きますと
実に様々な人間を見かける機会が増えます

私は
そう云う人を見たり
そう云う人たちの会話を
盗み聞きするのが大好きです

昨年
日本の古都に云った際の話

宿泊のホテルから
電車で５駅位の場所で所用を済ませ
とりあえず街を見物しながら宿に戻ろうと思い
ブラブラ歩いていた私

１０メートルほど前を
ほぼ同じ歩調で歩く女性が居ました

最初は何の気なしに思っていたのですが
やや長い時間同じ状況で歩いていたので
段々と彼女の行動に特異な点がある事に気づきました

と云うのもこの女性
しきりに自分の腋に鼻を近づけて
クンクンと匂いを嗅ぎ
その発汗が気になるのでしょう
少し腋に風通しのよくなるような体勢
つまり
歩くのには不自然な体勢で歩き続け
また腋の匂いを嗅ぎ・・・と云う事を繰り返しているのです

１０分位でしょうか
彼女の後ろを歩き続けていると
突然彼女が立ち止まり
カバンの中をあさぐると
なんとこのレディー
制汗スプレーを取り出して
大衆の前で胸元から手を突っ込み
片方づつの脇に
順に噴射したのです

その間立ち止まっていた彼女に
後ろから歩く私はどんどんと近づき
ついには追い越して
さらにしばらく歩き
振り返ると
スプレー後の腋をまだ
クンクンと嗅いでいる彼女がおりました

いや～
世の中って広いな～！

と
何故だかそう思ってしまいましたが
今でもその感想が
うまく説明出来ません

また困った事に
私は何故だかそう云う女性に
惚れそうになってしまう

これまた
うまく説明出来ません（笑）