HとP

L-00

2007年03月24日 18:30


穴を開けます

こないだ
三輪バイクの運転が
とても乱暴なヤクルトおばさんを見かけました

白い排気煙をたなびかせ
グイグイ行くおばさんの後姿が映画のようでした




それはどうでもいいのですが
20年程前の話

高校を卒業して東京に行くと決めた頃
言葉に多少の不安を覚えました

つまりそれまで
沖縄から出て生活をした事が無かったので
ちゃんとした標準語が喋れるのか?

そしてもし
訛りが出てしまったら
バカにされやしないか?

と云う不安を拭えないまま
東京生活を始めたのですが
意外にも言葉はすぐに順応出来ましたし

また

周りも温かい人達に恵まれ
問題なく溶け込む事ができました

ただ

沖縄の出身と云う事で
好奇の目で見られる事も多く

よく

「方言を教えてくれ」

と言われました

定番はやはり万国共通?
下系の単語

「男のあれは何と言う?」
「女のあれは何と言う?」

うんざりするほど
その単語を口にしました

そして結局
バイト先で私についたあだ名は
女性器のそれ

光栄でした



かたやこことかで話した
同居のアホくんは
言葉なんかにあまり頓着しないキャラで
殆どの会話を地で通していました

当時
電話工事を生業としていた彼には
こんな出来事があったそうです

配線工事で電気ドリルを片手に
アホくんは職場の人にこう聞いたそうです










アホ「ここ、穴ほがすんですか?」










同僚「はあ?」










同僚の反応で

「HOGASU」

と云う言葉が通じない事を瞬時に悟ったアホくんは
言い直しの単語を探した挙句















アホ「スイマセン、ここ穴ポがすんですか?」 






のたまったそうです





OGASU」の代用として

OGASU」を選ぶあたりは

やはり素敵です

マイ・フレンド










「全然通じんば~よ~」






その夜
述懐するアホくん



東京の荒波を感じながら
私達は泪酒で乾杯していました

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