人間失格

L-00

2007年02月14日 19:16


ナルーーーーー!

コンパ
またの名を現代版「毛あしびぃ~」

私は人生で2度程コンパに出席した事があります
そしてその2度とも
いわゆる「きれキャラ」になって
場をぶち壊して以来
もう誰もコンパに誘ってくれません

一つは女の子が

「男が金払うの当たり前~」

みたいにキャピキャピしてたので

「払わないとは言わないが最初からその態度は何だ!」

みたいな調子で注意したら雰囲気どっちらケ・・・



二つ目は少し説明が必要なので一旦話を切ります



太宰治の代表作に「人間失格」と云うモノがあります
余談ですが私
(この小説、自分の事を書いてるみたい!)
と云う人を5人は知っています

個人的に「人間失格」は名作だと思います
ただその影響力と云うのは
ある種の若さと云う感受性に作用すべきモノであり

少なくともおっさんが今始めてあれを読んで
ウットリとする種類のモノでは無いと思っています

もっと言えば
中高生頃の多感な時期にこそ
その影響を多分に受けるべきで

つまり

この小説に感銘を受けるべき年齢が
限定されているキライが強い作品だと思っています
(極論でスマナイ)

太宰治は弱々しいイメージがつきまといますが
(調べてませんが)心身が充実した時に書かれたと思われる作品は
筆(ペン)の力のみなぎった
すごい前向きな思想を感じます

私は
「富嶽百景」や「正義と微笑」、「皮膚と心」なんかを読んで
これが本当に「人間失格」と同じ作家の作品なんだろうか?
と感じた事がありました



でコンパに戻します

大学の時
国文学を勉強している女の子たちとのコンパがありました

国文学の女の子・・・
嗚呼…文学を志すなんて
なんてイヤらしい乙女たちでしょう・・・


などと極めて偏った発想で臨んだその席上
かなりカワイイ女の子と隣り合い
好みの作家・作品を語り合おうと話を振ると
そのカワイコちゃん曰く










「やっぱ太宰ですヨ~
 太宰の人間失格ですぅー」











(ピキッ)










(ピキッピキッ)










私の中で何かが崩れた落ちた瞬間でした








少なくとも大学で国文学を学ぶ人にだけは
あげて欲しくない作品だったのです










私思わず










「人間失格だと~出直せ!」









そう言って場を一気に冷却させてやりました










今にして思えば一番の人間失格は私だと思います










もう何があっても怒らないから誰かコンパに呼んで!

(偏見が満載している事をお詫びしまス、過去の発想です)

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