無知 (レベル1~3)
ウエスト細いよネ~
知ってるつもりで知らない事
正しいと信じていた事が間違っていた
或いは
何となく尋ねてみたらそれ自体が爆弾発言だった
そういう事って笑えます
(レベル1)
昔、私が書店でアルバイトをしていた頃の話
若い女性が雑誌を何冊か購入して領収書の請求をしてきました
よくある事なので私はさっさと日付と金額を記入し
「宛名はどうしますか?」と尋ねました
すると女性は困った顔をして考え始めました
私には彼女の苦悩がすぐ解りました
若い女性はおそらく喫茶店かなんかのアルバイト
しかも社会に出るような行為はこのバイトが初めてであり
今まで領収書とは縁も無い生活をしてきた筈です
それがバイト先の店長かなんかに
適当に週刊誌を数冊買って領収書を貰って来るよう
と指示を受けただけなので
「宛名」なんて概念が無かったのだと思います
しばらく考えて彼女は
「
て・・・店長へ、でお願いします」
と言ってきました
店名を言うと思ってた所にこれは不意打ちで
吹き出しそうだったのですが
彼女の気持ちを思い何食わぬ顔で
(店長へ)と書いて渡しました
少し字が笑ってるように見えるのは
私が悪筆だからでは無く
あなたのせいですヨ
と言いたかったです
(レベル2)
結婚前の話
ある時実家でテレビを観ていました
当時ミック・ジャガーがソロで来日公演を行い
その模様が録画放映されている番組でした
私はストーンズが大好きなので
キースもロンもチャーリーも観たかったのですが
まあ贅沢言ってもしょうがないので
クネクネするミックに没頭していました
するとおもむろに母が
「誰ね?この外人、気持ち悪い!」
すると傍らで父が
「母ちゃん、知らんのか?これはよ
ロックの王様さ~」
多分父はどこかで週刊誌でも読んで
情報を収集していたのだと思います
ただ私はと云えばその一言で
突然ミックが間抜けなロックスターに見えてきて
全然集中出来なくなってしまいました
ロックの王様は画面の中で
相変わらずクネクネしてました
(レベル3)
女房
まだ子どもがいない頃
その頃住んでいたアパートで夕飯を食べていると
いきなり
「
バター犬って何?」
私ちょうど味噌汁をすすった所だったので
激しくむせてしまいました
結局
「俺も本物は見た事無いから分からん」
という事で納得してもらいました
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