「うらめしや~」と言えるかしらん?
魚飼ってる事が必須
ここ数年12月30日に同じ友人と酒を呑んでいる
高校の同級生である彼は
本土の大学を卒業後に沖縄の企業に就職するも
わずか一年で退職し、夢を追って東京に行った
今その夢も叶い、忙しい生活を送っているようだが
先述したように年末には帰ってくるようになった
高校時代からよく一緒に遊んだが
考え方や女性の好み?なんかでよく意見が衝突した
私は彼の「センスの悪さ」を指摘し
彼は私の「しち面倒くさい思考回路」に辟易すると言った
彼が静岡にある大学に進学した時
私は東京でフリーターの生活をしていた
当時暇が出来ると
彼は静岡から東京までやって来て
私の住んでいたアパートに何泊かしていった
酒を呑みながら
相変わらず相手の嫌な点を指摘しあった憶えがある
私は沖縄へ引き上げ
地元の大学~就職してからも
彼が帰沖する度に呑みに行った
その当時は
数年に一度しか彼は帰って来なかったが
私達が話す内容はあまり変わらなかった
でも30を過ぎた頃
呑みの席で彼が開き直ったように
「俺ミーハーを極めるから!」
と言ったのを聞いて何故だか
「天晴れだ」と思った
それからは何かが氷解したように
ある種の敬意を持つようになった
(少し大げさかな?)
40を目前にして彼は
独身なのをいい事に、あちこち旅行をしている
スイスに行ってスキーをしたり
スフィンクスの前で撮った写真を
自慢げに見せられたりした事もある
中でも究極なのは南極大陸に行った事だ
彼の地?までは行き着くのに5日かかり
上陸時間はたったの90分だったそうだ
「借金してでも行ける時に行く」と宣言するし
そのフットワークの軽さが少し羨ましい
実はその彼と
与那国在住のもう一人の友人と
私との3人で呑んだ時に
取り交わした約束がある
それは
「死後の世界があるかどうかを
先に死んだ者が知らせに来る」
というもの
ただし知らせ方には
「絶対に相手を脅かさない事」
という条件をつけている
でも私は生来の「ガンマラー魂」が騒ぐので
絶対一発は脅かしてやろうと思っている
例えば
水槽で飼ってる魚に餌をあげようとしてる時に
「ボワー」っと浮かびあがるなんて事をして
腰を抜かした友人に
その後笑って死後の報告をしたいと思ってます
今年もあとわずか
一人は東京、一人は沖縄、一人は与那国
誰からも死後の報告はない
来年もそうであって欲しい
では
今から東京の方と呑んできます
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